Swarm
Ecological Memesの群れ
Ecological Memesは、様々な学際領域を横断する探究者・実践者たちが、重なる部分も異なる部分もわかちあいながら、分野を超えて響き合い、ゆるやかに群れていく「共異体」として活動しています。
須永 愛美 Aimi Sunaga
絵描き。自分や誰か、何かのいのちの内側を描き出すことをテーマに、観る人の身体の奥に直接響く絵を描く。内側への探究心は絵の表現だけにおさまらず、コーチングやピラティスなど、心と身体そのものにも向き合い続けている。プロフェッショナルコーチ。ピラティス・解剖学勉強中。共異体として目覚め始める世界を直感していたタイミングでEcological Memesに出会い、活動をともにする。
山本 郁也 Fumiya Yamamoto
花人。池坊から花の道へ。その後、なげいれ、たてはなを学ぶ。 現在流派なし、無所属。2020年より一般社団法人Ecological Memesと共同で、花と気づきのプログラム「IKEBANA Awareness」を開催。作品集に『風動いて開く花』『Post-Mortem Portraits』。 論考に「生殖器崇拝としてのいけ花」(『いけ花文化研究』第8号、2021年)など。長野県在住。
齊藤 はるか Haruka Saito
大学で土壌学を専攻し、200以上の土の断面調査を行う。
千葉県印西市にて、風土を育てる農園・はる農園を運営。農業9年目。年間30種類の有機野菜を育てつつ、冬は木こり・猟師を、夏は森の草刈りをする百姓。
養蜂家・ビザ職人、猟師、漬物おばあちゃん、遊びに来る人、虫、獣などと野に宿りつつ、いのち・暮らしの重なり合う場所をつくっている。オンラインでの100年ぬか床、我が家の生ごみコンポストづくり、他の農園にて畑のバイオトイレづくりや、狩猟のIOT化に関わる(まほろま)。
和辻哲郎の「風土」という1冊の本がきっかけでEcological memesに参加。Ecological memesは畑と同じくらい居心地のよい場所。
岡野 春樹 Haruki Okano
1989年ドイツ生まれ、神奈川県平塚市育ち。2012年慶應義塾大学SFC卒。長良川の源流域・岐阜県郡上市にて家族5人で暮らすプロデューサー。慶應義塾大学SFC研究所所員。
大手広告会社に入社後、新聞社の事業開発・地方自治体のブランディング・官公庁の広報戦略立案を担当。2014年から、問いを起点にした旅を制作する『日本みっけ旅』というアート活動を続けており、一般社団法人Deep Japan Labとして法人化。その後旅先でのご縁から、風土をいかした事業共創プロジェクトを数多く手がける。夜の川の世界に衝撃を受けたことがきっかけで、郡上市に移住する。2021年には、長良川源流域の風土を愉しみ、いのちよろこぶ出逢いを提供していく「源流遊行」をリリースし、多くのビジネスマンを源流の川や森にいざなっている。
Hillen Oost
政策ストラテジスト、教育者、起業家として活動。自然やアート、科学やスピリチュアリティに強い関心を持つ。ライデン大学ではエジプト学を専攻。最近は、欧州の自治体のデジタル移行を支援しつつ、デジタル化が社会や人間存在に及ぼす影響に注目している。Hillenは、人生の旅がもたらすものやインスピレーションに身を委ねながら自らを新たにつくりだしていくことが好きで、心の声を聴きながら、旅路の次なるステップを選ぶことが多い。これまでの旅路では、アムステルダム、サンフランシスコ、東京、そしてカイロへと移住しながら仕事や勉強をしてきたが、現在は自然にも近く、社会的なつながりや地産の食物が豊富なオランダの田舎での生活に根をおろしている。Ecological Memeは、共鳴しあえる仲間の集いで、それぞれの独自性が交わるコレクティブな旅路だと感じている。アート、サイエンス、クラフトマンシップ、そしてテクノロジーを通じて、人間と自然の関係の再編成や向上、科学とスピリチュアリティが調和をなすホリスティックな世界観、そして存在の創造的表現を探索していくことをとても楽しみにしている。。
山田 博 Hiroshi Yamada
株式会社森へ創設メンバー、プロフェッショナル・コーチ、山伏。長いコーチング経験から、人間の内面に潜む根元的な不安の存在に気づく。直感的に森の中に没入するという体験を繰り返し、その不安は生命の摂理と切り離されているという、人間自らが創り出した幻想からきているという洞察を得る。以来、すべての存在がすべての存在とつながりあっているという根源的な感覚を思い出すためのガイドを続けている。その中でRegenerative Leadershipに深く共鳴、Ecological memesの活動に参加している。日本に1400年以上続く修験道も修行中。
山神 開 Kai Yamagami
Ecological memesによる身体知性のワークショップをきっかけに、幼い頃から持ってきた自然とつながっているという感覚に立ち返る。学校に隣接する森で、この感覚を探求する中で見えてきたのは自由な森:常識を保留して、自分の声そして他者の声に耳をすませ、発見や価値が生まれる空間としての森。次に生まれた問いは、この森での発見や価値ををどう社会に持ち帰るか。分かりにくいものやまだ見えないものを作っていくのにあたって、生命や生態系によるボトムアップの発展から学べないかと仮説を立て、大学では発生の統御システムの進化や生態系の相互作用の発展のメカニズムを学ぼうと考えている。
長谷部 可奈 Kana Hasebe
ワークショップデザイナー/サービスデザイナー。一般社団法人 自然経営研究会 世話人。身近な自然とつながりながら育ち大学では動物の腸内細菌を研究。IT系企業にSEとして就職し、現在はサービスデザイナーとして勤務。その傍ら、個人の活動として自分自身の日常を通して「一人ひとりの"ちがい"が個性として力を放ち、それが尊ばれる"群れ"の在り方」を探究中。Ecologcal memesとの出会いは複雑系ネットワークのイベント。その後『Regenerative Leadership』の読書会(ABD)をファシリテートした際、参加者の持つ「内なる森」の豊かさに深く共感。それ以来 "Ecologcal memesな人々" との出会いを求めてこの活動に参加している。
小笠原 和葉 Kazuha Ogasawara
ボディーワーカー。一般社団法人OurDynamics代表理事 宇宙物理学修士/東北大学大学院医学部研究生。ボディーワーカーとして臨床・研究を深めながら新しい健康観「健康3.0」を探求。人間全体をひとつのシステムとしてとらえ、より良く生きる生きるための身体性や生理学について個人から企業までそれぞれのニーズに合った形で幅広く教育・啓蒙を行っている。「Journey of Regeneration」の旅で身体性プログラムを担当することでEcological memesに出会い、「身体のなかで生きる」こと「共に生きること」、宇宙物理学を学んでいた背景から現在身体性を通じて感じていることと共通したメッセージを感じ、その心地よい土壌にわけも分からず身体感覚だけで仲間になる。
田中 克 Masaru Tanaka
1943年、琵琶湖近くの滋賀県大津市に生まれる。京都大学名誉教授。現役時代は、タイ類、スズキ類、ヒラメ・カレイ類など沿岸性魚類の初期生活史を研究。その中で多くの稚魚が水際に集まることを見出し、陸と海の境界域としての干潟や藻場や河口域は不可欠の魚の子ども達が育つ場所であり、同時に陸域の人間活動(暮らしや産業)の影響を最も受けやすい極めて“もろい”場所であることより、源流域から海までの多様なつながりを解き明かして、壊した自然や社会を再生させる流れを生み出すまでをゴールに定めた統合学「森里海連環学」を提唱(2003年)。
そのモデル的フィールドしての限りなく豊かであった(漁業生産、生物多様性共に)有明海の再生と2011年3月11日に発生した東日本大震災からの沿岸生態系の復興とそれに依拠する地域社会の蘇生に関わる調査研究・環境教育などを、「森は海の恋人」運動と「森里海連環学」の協働のもとに進める。
藤井 みのり Minori Fujii
オイスターマイスター&スキンダイバー&アロマテラピーアドバイザー。「海と植物」に本気で向き合いたくなり、2021年7月、長年所属した企業を退社。海や植物の健康や幸福に繋がるエネルギーを、様々な形で表現したいと考えています。エコミームには小林さんを通じて出会い、発足当初から共感しました。2020年の冬至の日、鎌倉の建長寺さんで開かれた初回フォーラムでは植物の蒸留を担当させていただき、今も印象的な時間です。
大室 悦賀 Nobuyoshi Ohmuro
長野県立大学グローバルマネジメント学部教授・ソーシャルイノベーション創出センター長 京都市ソーシャルイノベーション研究所 所長・京都産業大学兼任講師。著書:『ソーシャル・イノベーション』『サステイナブル・カンパニー入門』『ソーシャル・ビジネス:地域の課題をビジネスで解決する』『ケースに学ぶソーシャル・マネジメント』『ソーシャル・エンタープライズ』『NPOと事業』など。社会的課題をビジネスの手法で解決するソーシャル・ビジネスをベースにNPOなどのサードセクター,企業セクター,行政セクターの3つのセクターを研究対象として,全国各地を飛び回り,アドバイスや講演を行っている。
河野 礼 Rei Kono
慶應義塾大学 環境情報学部 在学中。井庭崇研究室で、質のある実践に潜む型を言語化する「パターン・ランゲージ」を専門に学ぶ。これまでに、ウェルビーイングな生き方や地球環境を守る暮らしをテーマに研究を行ってきた。Ecological Memesでは、生まれてきた洞察の“種”を言語化する活動に携わる。現在はデンマークのオーフス大学にオンラインで留学中。デジタルデザインを学びながら、デジタル時代における人と環境のウェルビーイングを探究している。高校2年の冬に大徳寺大仙院を訪れてから、禅の世界に深い関心を持つ。以来、座禅会や国内外のカンファレンスで学び続けている。2018年よりZEN2.0のボランティアスタッフを務める。裏千家茶道上級、剣道三段。趣味はクラシックピアノ。
日比野 紗希 Saki Hibino
ベルリン在住のプロジェクト& PRマネージャー、ライター、コーディネーター、エクスペリエンスデザイナー。Hasso-Plattner-Institut Design Thinking修了。デザイン・IT業界を経て、LINEにてエクペリエンスデザイナーとして勤務後、2017年に渡独。現在は、企画・ディレクション、プロジェクト&PRマネージメント・執筆・コーディネーターなどとして、アート、デザイン、テクノロジーそしてソーシャルイノベーションなどの領域を横断しながら、国内外の様々なプロジェクトに携わる。愛する分野は、アート・音楽・身体表現などのカルチャー領域や自然と食、香り、暮らしにまつわること。アート&サイエンスを掛け合わせ、思考・感覚の変容に気づきをもたらすようなカルチャー、ライフスタイル、教育、コミュニティ、ソーシャルデザインなどのプロジェクトに関心あり。プロの手相観としての顔も持つ。
田代 周平 Shuhei Tashiro
ドイツ・ハイデルベルク大学大学院、人類学専攻、越境文化学(Transcultural Studies)副専攻。人新世やマルチスピーシーズ民族誌、インテレクチュアル・ヒストリーなどの領域やテーマを手がかりに、人間と人間ならざる存在の関係性をグローバルな視点で研究している。一般社団法人 Ecological Memes では、共同代表としてディレクションやライティングなど幅広く活動。海洋環境NGO Sustainable Ocean Alliance 日本チャプター旗振り役。日常のくらしのなかで自給自足を実験するのが好き。ダイバー。個人のnoteでエッセイや記事を執筆中:https://note.com/shutash
畑山 太志 Taishi Hatayama
アーティスト。視覚では捉えることができないものの、自然の場で身体が確かに感じ取る空気感や存在感の視覚化を試みる。「素知覚」と呼ぶ、知覚の外側ではない本来身体が持っているはずのありのままの知覚を手がかりに、目に見えない世界を表象する。2014年に白を基調とした絵画作品で「第1回CAF賞」の優秀賞と名和晃平賞を同時受賞後、自然のさまざまな現象が持ちうる環世界や植物が多様な生物とともに形成するネットワーク、さらにはデジタルやAIまでをも含みこむ現代における新たな自然など、多様なモチーフをベースに制作を展開。数学者岡潔の「情緒」をテーマにした展覧会「Rejoice! 豊かな喜びの証明」を企画。Ecological Memesでは「[sense of. TALK #2]知覚をひらく」配信中。
稲村 徳州 Tokushu Inamura
2012年、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート大学院大学スクールオブデザイン、インペリアル・カレッジ・ロンドン工学部イノベーションデザインエンジニアリング科・ジョイントダブルマスター・修士。オークランド大学バイオエンジニアリングインスティテュート・プロジェクトエンジニアなどを経て、2017年より現職。専門は、デザインエンジニアリング。学際的なアプローチからイノベーションを起こす仕組みの研究、国際的な連携を通じて、サステナブルな価値を生み出す教育・研究プロジェクトに注力している。近年の研究はポスト人間中心デザインやサーキュラーデザインを中心にしており、Ecological Meme の最初のゲストスピーカーとして講演して以来、継続的にその活動に関わる。
池之上 智子 Tomoko Ikenoue
UI/UXデザイナー、介護士、一般社団法人PLAYERS 代表理事。国内外メーカーやスタートアップなどで幅広いデザインワークに従事し、顧客価値の創造・提案を多く手がける。現在はインクルーシブファッションブランド“SOLIT!(ソリット)“のデザインディレクションや、女性の自立を支援するプロジェクトを展開中。
Ecological Memesが生まれ育っていく過程の1ファンであり、世界へ広げるためのホームページ制作を担当するメンバーでもある。
徳吉 敏江 Toshie Tokuyoshi
ホースキーパー・翻訳工房rubia・木の絵本製作会社もくもく絵本研究所メンバー。25年前に東京から岩手に移住、馬と出会い、馬と共に暮らし始める。共に暮らすという視点から、非暴力という言葉をキーワードに、馬を使役から解放して、道具をミニマムにした新たな人と馬のつながり方、場の作り方を探求。
森の中の馬と共に暮らすフィールドで、学びあいの場を作ることを考えようと集った場所で、Ecological Memesの小林泰紘さんと出会い、Regenerative Leadershipをご紹介いただいたのがご縁の始まり。岩手県遠野市在住。
川島 俊之 Toshiyuki Kawashima
高野山真言宗高福院 副住職。慶應義塾大学経済学部卒業、高野山大学大学院文学研究科修士課程密教学専攻修了。監査法人トーマツ(会計監査・上場支援)、株式会社三和総合研究所(経営コンサルティング)、グローバル・ブレイン株式会社(ベンチャーキャピタル)のパートナーを経て現職。また、東京工業大学非常勤講師(新事業創造論)、名古屋商科大学ビジネススクール客員教授(ベンチャービジネス、イノベーション)をつとめた。現在は、高福院副住職をつとめつつ哲学関連のイベントをオーガナイズしている。Ecological Memesが体現する「共異体」というアイディアに、真言密教や南方熊楠の曼荼羅をみている。
小林 泰紘 Yasuhiro Kobayashi
エコシステミック・カタリスト。世界28ヶ国を旅した後、社会的事業を仕掛ける起業家支援を行う。その後は、個人の生きる感覚を起点とした事業創造支援に従事。幅広い業界での戦略づくりや事業開発を手がけたのち、独立。現在は、循環・再生型社会に向けた企業の未来ビジョンや事業づくりを伴奏するカタリスト・共創ファシリテーターとして活動。
娘の誕生と育休を機に、一人ひとりが自己内多様性や自然環境とのつながりを取り戻し、生きる喜びを表現し続けていくための探究・実践の活動体 Ecological Memes を立ち上げる。座右の銘は行雲流水。趣味が高じて通訳案内士や漢方・薬膳の資格を持つ。イントラプレナー会議主宰。株式会社BIOTOPE 共創パートナー。一般社団法人 EcologicalMemes 代表理事。
加藤 佑 Yu Kato
ハーチ株式会社・代表。1985年生まれ。東京大学卒業後、リクルートエージェントを経て、サステナビリティ専門メディアの立ち上げ、大企業向けCSRコンテンツの制作などに従事。2015年12月にHarch Inc.を創業。翌年12月、世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」を創刊。2020年に第一回ジャーナリズムXアワード受賞。現在は企業のサステナビリティを支援する「IDEAS FOR GOOD Business Design Lab」、サーキュラ―エコノミー専門メディア「Circular Economy Hub」、横浜市のサーキュラーエコノミープラットフォーム「Circular Yokohama」など複数事業を展開。Ecological Memes主催の "Journey of Regeneration" にゲスト講師として参加。
小森 優美 Yumi Komori
エシカルファッションデザイナー。株式会社HighLogic代表取締役。一般社団法人TSUNAGU代表理事。草木染めランジェリーブランド"Liv:ra(リブラ)”のデザイナーとして自身の自己表現を探求すると同時に、一般社団法人TSUNAGUではミレニアル世代を中心とした個人の心の変容から起こっていく本質的な社会変革を目指す実践的なラボを運営中。
幸せな感覚から生まれる直感的なインスピレーションに従って、プロダクトデザイン、システムデザイン、講義・講演など、エシカルファッションを軸に多分野で活動する。
Ecological Memesは大切にしたい感覚や世界観がとても似ていて居心地が良く、気付けば群れの一員に。